遠征中の現地からの報告(2007年7月)

第0報(2007年7月04日 全員無事出発しました。)

第1報(2007年7月05日Bishkek から受信)
7月05日

無事Bishkek 着。自転車も全員、問題なし。全員元気。昼食・夕食にロシアのBaltikaビールを飲みご機嫌。明日はAla-Archaに向け待望の初走行。
ところがそれまでが、問題続き。
成田で荷物重量が25kgまで無料と聞いていたのが20kgまでで、超過1kgにつき3000円とのこと。大騒動の末25kgまで無料を認めさせ、合計3万円の超過荷物を払い決着。
今度はTashkentでTRANSITへの別れ口が分からず,出国してしまったため大騒動。時間がなく空港中を走り回る。でも無事にBishkekに到着。
Bishkekの町の中から明日行くAla-Archaの雪山が見える。すばらしい。
BishkekではUzbekistan航空の事務所に行き、帰りの超過荷物料金の交渉・確認。こちら発は安いので全員ほっとした。(ところが実際は大違い)



第2報(2007年7月07日Bishkekから受信)

Bishkekホテルにて。
全員元気。毎日安いビールの酒盛りが盛大。仲良く楽しんでいます。

7月6日
予定どおりAla-Archaに出発。
交通量の多い市内は車で行き、郊外から自転車走行。前田が道を間違え6kmロス。
道は勾配はどんどんきつくなり大変だったが全員無事目的地まで走行。上り25km、標高差1055mを全員無事上りきりました。
ホテルの弁当の量に驚き。いずれ写真を公開します。食べられない程の弁当を作るのがキルギス流とか。
上高地のようなところで少し散歩してから下り走行。道路もよく1時間で走行。1日の走行50km。
帰りにスーパーでロシアのビールBALTIKAをたくさん買いホテルで大宴会。

7月7日
予定どうりAlamedinへ。郊外から自転車に乗り20.2km 標高差610mを無事上りつめ温泉プールで1時間楽しむ。
今日の弁当も進歩なし。すごい量。
Alamedinに行く道は景色がよい。氷河が溶けたブルーの急流が流れなんともいえない景色。犬に追い回されたのは想定外。走行40km。

これで走行練習は終わり。明日から本番。楽しみです。
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第3報(2007年7月21日Karakol から受信)

7月8日
予定通り車でToo-Ashuu Passのトンネルを越え、そこから自転車走行開始。Suusamyrは素晴らしい大草原。30km走行。KojomkulのHomestay。

7月9日
Aralの先まで60km走行。景色の変化は素晴らしい。Kyzyr-OiのHomestay。

7月10日
標高2500m地点まで1035m登る。テント泊。走行56km。

7月11日
48km走行。610m登ってSong-Kul湖着。
広々とした素晴らしい景色。Yurt泊

7月12日
休み。Yurt解体・組立を見る。面白い。Yurt泊

7月13日
予定の道が悪いので北側の道を行く。3446mの峠を越え55km走行。
そこから車でDolon Passを越えNaryn着。早速ホテルのインターネットを頼んだがパソコン故障で駄目。
Naryn Guesthouse泊。

7月14日
車でTuz-Bel Passに行き、そこから標高3500mのChatyr-kul往復15km。予定通り。
道はとても悪くなっている。大型トラックがとても増えている。Tash-Rabat泊。

7月15日
予定通り。Tash-Rabat から15km走行。車でNarynへ。
インターネット屋はなくなっていた。
ホテルの電話は電話局とのトラブルで国際電話出来ず。
町でロシアの自転車旅行者に会う。7人の若者。Tosor Passを越えてきたが、急登・悪路・寒さに大いに苦労したとのこと。峠で寝たが気温はマイナス5度にもなったとのこと。ロシアのガズという大型ジープがサポートについていた。
Naryn Guesthouse泊。

7月16日
予定通り。55km走行。Balgart着。馬、牛、羊、鳥、人間が共同生活している所。Yurt泊。

7月17日
事前調査でTosor Passへの道は極めて悪い事が分かり、あきらめる。
車でDolon Passの下に抜けKochkor経由Issyk-kul湖畔へ。
湖畔でテント泊。楽し。
途中Kochkorの電話局から自宅に電話したが、留守電が出ると切れてしまう。何回も試すが駄目。

7月18日
車でTonまで行き41km走行してTamga着。Guesthouse泊。

7月19日
あきらめたTosor Passへの道を見に行く。極めて悪い。
Issyk-Kulで泳ぐ。Guesthouse泊。

7月20日
Barskoon渓谷に車で行く。Barskoon Pass3754mまで車で行き、昼食後標高差2000mの自転車での下りを楽しむ。Barskoon Passからの雪山、氷河の眺めは素晴らしい。この遙か先にBedel Pass がある。62km走行。Guesthouse泊。

留守宅より:
長い間連絡がなくてホームページの更新が出来ず、ご心配をおかけしました。
我が家では電話はいつも留守電にしています。セールスなどが多いので声を聞いてから出るようにしています。
21日夕方外出中に電話があり、留守電に、通信状況が悪いのでともかく予定通りみんな元気に仲良く旅を続けていることを書いてくれと前田の声が入っていました。
このメールは6通に分かれて送信されていました。かなり時間がかかっており、努力の跡が見られます。
ローマ字のメールを日本語に直すのにも時間がかかってしまいました。深謝。


第4報(2007年7月22日Karakol から受信)
7月21日
車でKarakolへ。
Karakolの比較的大きな宿に着いた。
インターネットの看板あり。早速行くとパソコンを盗まれたから駄目。
宿の前に電話局あり。インターネットの看板あり。通訳と行くとどうも使えないらしい。
近くにいた少年に通訳が聞きインターネットカフェをやっと見つけた。安いが遅くて、mail 1通打つのも大変。しかも途中で消える事がしばしば。それでも大繁盛でいつもすぐには使えない。

なにしろ通信にはとても苦労している。折角書いたメールが3回ほど消えてしまい細切れで送信しています。
皆さん元気で仲良く旅を楽しんでいるのがなによりです。
この旅を企画したことに大いに感謝されています。
日本語のメールは文字化けして読めませんでした。ローマ字のメールなら読めます。

夕方、ドイツ人旅行者の一行が到着。何とサイドカー6台とトヨタランドクルーザー、三菱デリカ(クッキングカー)の陣容。女性driverもいる。
サイドカー6台はすべてロシアのUllalで1938年製のBMWのcopy商品。ランドクルーザーが引っ張る荷物車にはSilk OFF Roadと書いてある。素晴らしいネーミング。
彼らもTosor Passを越えたそうだが、最後の数kmは急登、悪路でとても大変だったとのこと。
Karakol Guesthouse泊。

7月22日
雨が降っている。予定通りAlthyn-Arashanに行く。ものすごく悪い道をRussiaのUAZとかいう車で2時間かけて行く。くたびれ果てる。雨で景色は見えず日本の温泉と同じ様な温泉に入り疲れを癒す。硫黄泉でかすかに硫黄のにおいがする。良い温泉。
元気。Karakol Guesthouse泊。


第5報(2007年7月23日karakol から受信)

7月23日
曇り雨。予定通りJeti-Oguz に行く。行きは車。
温泉に入る。個室。大きなバスタブがあり入浴はラドン温泉のため10分以内。温泉効果はありそう。
昼食後自転車で15km走行。雨が降りそうなのでそれ以上走らず。インターネットカフェは待たされる。パソコンの反応がとても遅く他の客もいらいらしている。それでも繁盛。
皆元気。
Karakol Guesthouse泊。


第6報(2007年7月26日Bishkek から受信 無事走行終了)

7月24日
KarakolからCholpon-Ataの間でIssyk-kulの北岸を55km走行。それで走行終了。合計603kmで昨年より10km長い。全員無事楽しく走行終了。

Cholpon-Ataの串焼きを屋台で楽しんだ。
Guesthouse泊。

7月25日
予定通りBurana TowerとSayaba遺跡を見てBishkek着。
自転車の梱包を終わり準備完了。
楽しい素晴らしい旅でした。

なお先ほどまでBishkek全てでインターネット不通トラブルあり。大変な所です。
ホテル泊。
Taneo Maeda Bishkekにて


第7報(2007年7月28日自宅から 全員無事帰国)

7月26日
Bishkek 空港からTashkent行きの飛行機に乗るべくチェックインへ。そこで自転車は大型荷物だから1kg当たり6.75US$かかるとのこと。Bishkek 到着後に市内のUzbekistan航空事務所で確認したときは20kg以上の超過に対して6.75US$との回答だった。全くいい加減な会社である。渋々払う。
搭乗ゲートで何の放送もなく待つこと2時間以上、ようやく飛行機が到着。3時間遅れでTashkent着。今度はTransitではないのにTransitに連れていかれ、再度車に乗ってようやく入国。日本人墓地、バザール、旧市街、地下鉄を楽しむ。夕方7時、出国手続き。今度は全て順調。

7月27日
朝9時成田着。全員無事帰宅しました。無事で良かった。
データ・写真のまとめが楽しみです。
さて、来年はどうしよう?