「ツール・ド・シルクロード20年計画
第20次遠征
 バルカン北部探訪隊報告
 



 
2012年9月25日の報告

成田発のスイス航空はほぼ満席。
機内食のランチのラザニアは美味しかった。
ワインも豊富でスイス航空オリジナルの白ワインが美味しく8本もご馳走になった。

12時間のフライトは応える。

チューリッヒで乗り継ぎ時間が4時間
ロビーにはカフェと免税店、小さなお土産やだけで時間を持て余す。

ザグレブ行きのクロアチア航空の機材はカナダ製のプロペラ機。大きな荷物は座席の荷物入れに入らないので搭乗口で預け下降時に受け取るサービスだった。

無事22時過ぎにホテルに到着。
家を出てから24時間の長旅でした。
お休み。

 


9月26日
の報告
午前は自由時間、といっても住宅地、団地の中にあるホテルで散歩する所もなし、近所のスーパーなどで時間をつぶしていた。

お昼前に集合しザグレブ市内観光に出かける。

最初に訪れたのがザグレブ名物の豚カツ屋。
名なんと店の中でビールを作っていた。
麦を蒸す匂いが店に充満していた。

ビール、きのこのスープ、豚肉とチーズのミルヒューユのてんぷら、見た目カツサンドのようなケーキのデザートまあまあの出来であったが。

吟醸の冷酒、赤出汁の味噌汁、きゃべつぞえのロースかつ、冷えた水羊羹と比べてしまうのは年のせいか。

昼食後新市街をドライブ観光。

新市街といえど車社会以前の町で駐車場がなく道に駐車スペースを取っているので車だらけ。

その上、路面電車も重要な交通手段なのでたいへんな状況。
でも、狭い道に、人、自転車、路面電車、車、が共存していたのに感心した。

聖マリア教会から旧市街の足での観光になりやっと去年春に訪れたことを思い出した。

5時過ぎにホテルに戻り、レンタサイクルのフィッティング。
明日からのサイクリングが楽しみ。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



9月27日の報告
朝9時ホテル、バスで出発。

ザグレブ郊外の国道1号線沿いのガソリンスタンドまで。
自転車の調整、試乗、準備体操をして出発。
出だしから7%の坂が1キロ弱あり応えた。

その後はアップダウンが続いたがきつくはなかったが交通量の多さで気が疲れた。

路肩のない往復2車線の細い道に日本には滅多にない大きさのトラックがかなりなスピードで追い越して行くので。

23キロ地点でランチボックス、1ボックスにサラダ山盛り、2ボックスにクロアチア名物の豚カツとコロッケのようなポテトフライ、それに大量なパン、バナナが1本の豪華なもの。
何故か飲み物が付いてない。
美味しかったが量が多く半分も食べられなかった。

食後遠くなってもいいが交通量の少ない道に変更した。
大成功、車も少なく、緑の雄大な平原、木陰の道素晴らしいサイクリングが楽しめた。

カルロヴァツでサイクリングは終了。
ガイドにつられカルロヴァツの歴史観光。
民族とは?何なんだ、今でも争いが続いている。

観光後バスでオグリンのレストランへ。
鱒のムニエルと副菜をピザ生地に包んで食べる料理。
美味しかったがカロリー過多でほどほどに。

その後ホテル。城砦を利用した風格のあるホテル。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 
 9月28日の報告

今日のサイクリンコースはスロベニアとの国境の川のスロベニア側を走る予定であったが、夜来の雨が続いている。
北からの雨なので国境を越せばサイクリング出来るとデービットが期待を持たせて出発したが、出発予定地も雨。

それに寒くお茶でもするかとシュノーメル(酒飲めーる)にいく。
自転車屋があり何人かがスロベニアのジャージを買う。
雨が止みサイクリングを開始。

途中ぶどう酒民宿がありサイクリングをしなかった2人はぶどう酒の試飲をしたそうです。
特に今年仕込んだ醗酵中のぶどう酒が美味しかったとか。
また子羊の丸焼きが丁度出来、一切れ頂いたそうです。
それはそれは美味しかった。

1時ころ昼食場所で雨が降り出しサイクリングは終了。
クロアチア最大の港町のリエカのホテルに向かう。
夜はレストランで蟹のスープといわしのてんぷら。

ホテルに帰り立ち寄った民宿で買い求めた6リットル10ユーロのぶどう酒を頂いたが美味しかった。
スロベニアではぶどう酒民宿に泊まる予定になっているのでたのしみ。

 
 
 
 



9月29日の報告

リエカの市内観光、ガイドは地元のカタリーナさん。
ちゃんと歴史を語ってくれた、だって『語りーな』さんだから。
その後誰かのリクエストでトルサット聖母マリア教会とお城を見学。

その後クロアチアの海浜リゾートNO,1のオプティアで昼食。
ミネストローネ、イカフライのメニュー。
さすが海浜リゾート、美味しかった。
ビールか白ワインで楽しむのが楽しみ方だと思うが楽しんだのは一人だけ、それもイカフライでビール2本。

3時過ぎサイクリングスタート地点ビランに到着。
8キロのダウンヒル後、5キロで250メートルの登り。
登った集落で結婚式に出会った。
新郎新婦が教会に向かう場面。
集落の人全員がお祝いに駆けつけてるようだった。

その後今日の宿泊地プーラまでほぼダウンヒルの快適なサイクリング、合計40キロでした。

ホテルは海岸の公園の中のパークホテル。
夕食はホテルのレストランでバイキング。
なんとメニューの中に生ビールと赤白のワインが入っていた。
でもそんなに飲めない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



9月30日の報告

朝食時生ビールのジャーにナプキンがかけてあった。
ためしに出るかやってみたら出た。
朝からビールはまずいのでリンゴジュースを注ぎ足した。
美味しかった。

8時30分からプーラの町を観光。
2000年前に建てられたコロシアムが圧巻。
現在でもイベントで使われておりそのための改修が世界遺産の登録の支障になってるとのこと。

その後リゾート地ポレッチにバスで移動。
ポレッチを自由観光後に昼食。

町から20分ぐらい移動し2時ごろサイクリング開始。
案内にあったように風光明媚なサイクリングコースでした。
が6キロのダートの後、4キロで250メートル登るダートがあり楽しくサイクリングし国境で終了、45キロでした。
ホテルに着いたのは7時過ぎ。
サイクリストが多いピランというリゾート地。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



10月1日の報告

午後の予定のサイクリングを午前に変更して貰った。
理由はランチにビールを飲みたいから。
9時にホテルからピランの町のポタリング。
今日は朝から晴れ。
海岸沿いに道があり10キロ程度行くと塩田が国境沿いにある。
すごい広さの塩田で見学者の為の展示、お土産屋があり移動のための電動カートのサービスもある。
成人の入場料は5ユーロだが雑学大学の学生で学生料金3ユーロにしてもらった。
12時にホテルに帰る。22キロのポタリングでした。

昼食後町を散策、城壁からの眺めがすばらしかった。
夜はホテルのバイキング。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




10月2日の報告

8時にホテルからサイクリング、海岸沿いサイクリングロードを3キロほど行ったところから廃線を利用したサイクリングロードがピランの隣町のイゾラまである。
廃線跡だと期待していたがかなり急の坂と曲がり角がありどんな電車が走っていたのか。
イゾラで教会を見学後コーペルの町までは海岸沿いのサイクリングロードで松並木が素晴らしかった。

コーペルでのガイドとの待ち合わせ場所を決めてなくちょっと不安を感じましたが無事教会で会えてほっと。

コーペルからイタリア国境まで行きコーペルまで引き返しサイクリングは終了。42キロでした。

コーペルで昼食、ムール貝のリゾット、さっぱりした味付け。

バスで世界遺産鍾乳洞スコッチャン洞を見学。
見学待ちの時間、小学9年生の団体と文化交流。


鍾乳洞は素晴らしいの一言。

今日の泊まりはスソベニアの首都、リビュリャナ。
 
 
 
 
 
 
 



10月3日の報告

リビュアナから50キロほど離れたポストイナ鍾乳洞を見学するまえにそばにある鍾乳洞を利用した白洞城を見学。
内部見学は10時からで見学できなかったが外からの見学で十分。
その後ポストイナの10時の見学ツアーに参加。
説明出来ないほどの素晴らしさと、規模の大きさは圧巻。
鍾乳洞の入り口の由緒ある建物のレストランで昼食。

ホテルにもどり自由行動、自転車での市内観光に参加した。
自転車の通行に配慮された町作りに関心した。
自転車道の確保、段差がない、階段には自転車用のスロープが付いている。
歩道とは色で区別しているが歩行者は進入しない。
かなりの人が自転車を利用している。

走り足りない3人は町を囲むマラソンコースに挑戦したが時間切れで達成出来ず。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


10月4日の報告

朝、霧が出ていて時々小雨の天気。
それに寒い。

走り足りない人のリクエストで出発予定地の15キロ手前から出発になった。
標高902メートルの峠越えのコース、予定は標高800メートルが350メートルになる。
出発地はまだ霧の中だったが峠では晴れ。
峠まで17キロその後はダウンヒルが延々と。
4時に予約しているワイナリーの時間から3時にサイクリング終了。
65キロの、今回で一番いいサイクリングコースでした。

バスでスロベニア第二の都市、マリボロへ。
世界最古の葡萄の木を見学、建物に綺麗に張り付いた木。
その後スロベニアで一番大きいワイナリーに徒歩で移動。
予想に反して町の中、古いので出来た当時は緑の中だったのだろう。

見学後ワインを試飲、この地方は白ワイン。土の質で白赤が決まるとのこと。
見学後付属のレストランで夕食、他の2種類の試飲付だが飲み放題。
夕食のメインは7面鳥とパイ包みでした。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


10月5日の報告

7時30分にホテル出発、250キロバスでブレッドに移動。
途中バスの中で松本さんが抽選会、当たりは記録当番。
ハズレでがっかりした人が笑顔。

ブレッド湖でボートに乗り島にある教会を見学。
その後ブレッド城を見学。
昼食は鱒のムニエル。

その後ビントガル渓谷に自転車で、渓谷をウオーキングで楽しむ、往復3キロ強。外国では珍しい渓谷美。

ビントガルからホテルまで自転車で移動。
サイクリングとウォーキングで20キロ。
農村のリンゴ、牧畜、の民宿。
1時間ばかり農村を散策し楽しむ。

今夜は松本さん提供のお赤飯と高橋さん提供の赤出汁が振舞われ、みんな感激。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


最新
 10月6日の報告

氷河に削られた川沿のサイクリンコースを7キロサイクリングし氷河湖を観光。
サイクリングロードに戻り集落をめぐるサイクリング。
もう冬支度に入っている。
なんと最後に大変なダウンヒル、びっくりしたことに周遊コースになっていた。

移動時間を短縮する為に西アルプスの落書きだらけの2両連結の気動車に。
走り出したとたん、長いトンネル、地下鉄かなと勘違い。

列車で20キロゆられ、居眠りの連続、乗る前に駅前で飲んだビールがきいたようだ。1本にしておけばよかった、景色がすばらしっかたとのこと。

列車を降りしばらく走ったところで昼食、直径30センチにせまるハンバーガー。
中身は6本のソーセージ。完食したのはただ一人。

しばらくバスに揺られ国境へ、2004年にEU加盟まで塀に閉ざされていた名残を見学。
イタリアのウディネという町のホテルに到着。
イタリアでの食事を期待していたのだが1皿だけのお子様ランチ。
昼が遅く食べ過ぎたので気を利かせたのか。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



10月7日の報告

バスで100キロ離れたベネチアへ。
バスの駐車所から水上バスで30分中心街のサンマルコ広場へ。
ガイドの鈴木さんと落ち合う。大変な人出だが年中だそうな。
旗、プラカードを持った団体がおり、右よりの政党の集会が年一度此処であるとのこと。
鈴木さんの要領をえたガイドの後ゴンドラをたのしむ。
ゴンドラは恋人と、夫婦で、愛人とワインを味わいながらたのしんだらなー、来るのが遅かった。

昼食はイカ墨スパゲッティ、サラダ、いか、いわし、えび、ポテトフライの盛り合わせ、あとアイスクリームと豪華。

昼食後は自由行動、それぞれ楽しんだようだが疲れたー。

夕食もベネチア。めずらしくステ-キ。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



10月8日の報告

ベネチアから10キロほど離れた町の多分中国人経営のホテル。
イタリアに来て朝食が惨めになった。
ハム、チーズ一種類、たまご、野菜なし。ダイエットにはいいが。

しかしこのホテル、中国人客の食堂は別でメニューも違うよう。
出来立てのスクランブルエッグを運び込んだのを目撃、何故だ?

バスで2時間ちょっと走った所からサイクリング、最初の5キロは車が多かったが、その後は昔の街道か見事な松並木の海岸沿いの道、といっても海は見えない。
延々と続くリゾート、こんなにシーズンには人が集まるのか?
今はほとんど閉店、人も車もまばら。
途中砂浜に出てレジンペレットを採集、ほとんど採れなかった。
砂浜ではパラセーリングを楽しむ人達がいた、風が強く絶好の日和。

ところが我々は向かい風のサイクリング。
制限時間の1時に目的地に着けず終了、40キロ。
途中ルビコン川を渡った。

バスで世界で5番目に小さいサンマリノ共和国に向かう。
まず昼食といってもすでに2時。
豚肉の上にチーズときのこをふんだんにのせソティーした料理、美味。

共和国のガイドツァー。興味深かった。

4時過ぎにシエナに向かってバスで移動。200キロ以上あり夕食のレストランに着いたのは8時半。
ピザレストランなのに用意されてたのが肉料理。
ピザを3枚追加注文し鋏で切り分け食べた、異状に美味かった。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



10月9日の報告

朝の食事も粗食、でも今朝はゆで卵があった。
イタリアのホテルは部屋のコップも使い捨て。

8時にホテルを自転車で出発、シエナは結局観光できなかった、残念。
出勤ラッシュの中をサイクリング、交差点ロータリーの通過にコツがいる。
ラッシュを抜け車が少ない道に入ったが上り坂、しかも雨が降り出す。
いったん雨が止みかけたがまた降り出しびしょ濡れ。
28キロメータ地点で4人がバスに。雨は降り続き48キロ地点で全員がバスへ。

バスの中でランチボックスの昼食。
ローマに向かってバスで移動。
ホテルは中心街から離れた住宅地で散歩、買い物には不向き。
夕食はホテルのレストラン。
なんと昨日ローマに来た時田さんと荻原さんが訪ねてき夕食を共にする。
その後も11時頃まで部屋で歓談。明日が早いからと帰っていった。
我々の元気な顔を見に来たついでに2週間ほどイタリアを二人で観光。
元気に、ご無事で、イタリア男に軟派されないように。

 




10月10日の報告

今日は最終日、朝9時にバスでバチカンのサンピエトロ寺院に行く。
昼飯まで自由行動、昼飯を一緒に採らず夕食まで自由行動の人も何人か。
バチカンの博物館を見学した人、日本後ガイド付きのバスに乗った人が平均的なところ。

昼飯はバチカン近くのピザレストランでパスタとピザを取り分け合って食べた。
昼食後は夕食まで自由行動。
夕食場所がコロセオの近くのレストランなのでガイドブック片手にローマの休日で出て来た名所を観光いながら移動した人がほとんど。
ベネチアにしてもローマにしても異常と思うほどの人出。
残念なことに隊員の一人が財布を掏られる被害に遭ってしまった。

夕食はコロセオに似せたレストラン、カンツオーネのエンタメ付。
明日は朝6時にホテルを出発、帰路の旅に。