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シルクロード雑学大学(歴史探検隊)
会の目的と活動


シルクロードを旅し、ライフワーク・生きがい発見

「歴史の道」を調べて学び、旅し、記録し、伝える 

 

シルクロードへの旅で、
日本とユーラシア大陸を結ぶ国際交流の足跡が見えてくる。

シルクロードは、古代からユーラシア大陸の東西を結ぶ交流の道でした。

交易により、絹、陶器、ガラスなどはもちろん、宗教や文化も行き交いました。シルクロードは、日本にとっても国際交流の源流であり、文化的な関わりも大きいのです。

「シルクロードを旅したい」という夢を実現することで、古代から行われていた日本とユーラシア大陸を結ぶ国際交流の足跡が見えてきます。

 

「シルクロード自転車旅行」
(ツール・ド・シルクロード20年計画)では、
シルクロード大好き仲間と一緒に自転車や歩く旅で、
夢を実現しています。

シルクロードを旅したい。子供のころに、こんな夢を描いた体験を持っている中年や熟年も多いことと思います。夢を実現するために、シルクロード雑学大学代表の長澤法隆は、中国の西安とイタリアのローマを結ぶ約15000キロメートルのシルクロードを20分割し、(主に)夏休みを利用して、シルクロード好きの仲間と一緒に、20年かけて自転車で走破し見聞するという方法を考えました。

名づけて「ツール・ド・シルクロード
20年計画」です。

1993年の4月に西安を出発し、2012年にローマへ到着する予定です。

2006年の春にはイランのペルセポリスからテヘランまで、夏には中国のカシュガルからキルギスのナリンまでを計画しています。

これまでの参加者は、延べで約
300名。12歳から74歳まで。女性が3分の1を占めています。1回だけの参加でもOKす。シルクロードで、スケッチや写真撮影を楽しむために、歩くとバスを組み合わせての参加者もいます。
 

シルクロード大好き仲間と一緒に自転車や歩く旅で、
夢を実現しています。
自転車旅行は、地球の凸凹、自然、オアシスの暮らしを五感で感じる旅。
古代シルクロードの旅人に近づく「こころの旅」。
バスの伴走もあり初心者でも可能。
安全な自転車旅行に全員で取り組む

自転車でシルクロードを旅する。その理由をお伝えしましょう。

自転車旅行は、ペダルを踏んで巡る人力の旅、自らの脚力による旅です。古代シルクロードの旅人が感じたオアシスを出るときの心細さと夢の実現への期待、砂漠の向こうにオアシスの緑が見えたときの喜びと感動。自転車旅行ならば、風景の変化から、古代シルクロードの旅人と同じような心理になり、気持ちを感じることができると考えました。「こころの旅」を可能にしてくれます。

また、地球の凸凹、重力の偉大さ、太陽と風の厳しさも有難さも直接感じることができます。水や草の匂いでオアシスが近いことを感じ、バザールの喧騒や子供たちの喜びの大きさを音で感じることができます。シルクロードを五感で感じる事ができるのです。

荷物はトラックが運び、疲れたら伴走のバスで移動も
OKとし、誰でも参加できるようにしています。参加者の8割は初心者で、自転車の選び方から出発までのトレーニングの方法も教えています。

 

歩く旅の魅力。
バスも利用して遺跡や周辺をじっくり観察。
砂漠を歩くと見えてくる。
砂嵐や地球の凸凹から古代シルクロードの旅の厳しさを実感

歩く旅には、多くの発見があります。

シルクロード雑学大学代表の長澤法隆は、
1991年に中国のチャルクリクからカシュガルまでの約1500キロメートル、1992年には敦煌からチャルクリクまでの約800キロメートル、ラクダとともに歩いて旅した体験をしています。

歴史の舞台を、自分の脚力で巡る、歩く旅の魅力を十分に感じています。そこで、西安の遺跡を歩く「西安ウォーキング」、敦煌の遺跡を歩く「敦煌ウォーキング」も計画し、古代シルクロードの旅人の体験した、旅の厳しさを実感するようにしています。

 

定年後の生きがいが、
シルクロードへの旅から見えてくることもある。
音楽や写真、料理や家庭菜園等、趣味や特技、
子供のころの好奇心で生きがいを発見
!

定年後の生きがいを見つけた。
「ツール・ド・シルクロード
20年計画」に参加者した中高年の多くが、このようにいいます。

西安からローマまで、スケッチをしている人、バイオリンのルーツである民族楽器を集めている人、とんぼ玉を集めている人など。

異文化交流史、中国史、中央アジア史、民族史、食べ物、美術、音楽、植物、動物など、シルクロードには、ライフワークや生きがいとして取り組める多くのテーマが秘められています。

シルクロードで、生きがいを発見しましょう。

 

夢を実現する。夢を追う。
その後ろ姿を、子どもたちは見ている。
夢を追う後ろ姿で、子どもたちに夢や目標を追い続ける、
夢のある人生を与えたい。

夢を実現するために、大人が夢を追いかける。
その後ろ姿を、子供たちに見せることは、大人の大切な役割ではないでしょうか。

「ツール・ド・シルクロード
20年計画」は、1回の遠征が18日間としています。

18日間の夢を20年追い続けると、360日となります。1ヶ月に1.5日の時間、夢を追う。これを20年続けると1年の時間を夢と共に過ごすことになります。

夢を実現するために、夢や目標を追い続ける人生をすごしたい。こんな人生が、子供たちに夢を与えるのではないでしょうか。

 

西安からローマまで、遣唐使が西安へ渡った唐の時代(約1400年前)の
シルクロードの旅人、遺跡、東西交流史に着目。
ユーラシア大陸を結ぶ夢を追う。

西安は、約1400年前、中国の唐代の都、長安のあったところです。

日本からは遣唐使が、長安をめざして旅をしています。長安の遺跡からはローマのコインも日本の和同開珎も発見されています。

当時の長安は、人口
100万人の国際都市であったことを、これらのコインが物語っています。つまり、日本にとって長安は、国際社会の窓口だったのです。シルクロードを旅しながら、各地の遺跡で発掘されたシルクやガラス、陶器、コインなど文物を確かめながら、ユーラシア大陸を結んだシルクロードの旅人へと思いをはせたいものです。

ユーラシア大陸を結ぶ夢は、昔も今も変わっていないのではないでしょうか。

 

        シルクロード雑学大学 長澤法隆

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