マリヤム・アサディさん。16歳の女の子
下弦の夜、星明りの下でバムの町は瓦礫で覆われています。
真ん中に女性が倒れています。右足がありません。
左側の中央にはレンガの下で眠るように倒れている男性。
その上のレンガの瓦礫には、腕だけが見えています。
バムの街並みを象徴するナツメヤシの木も倒れています。
右の下に並んでいる二つの四角いものは、墓石です。
上の墓石には「偉大な神」、下のほうには「神の下に召された」と描かれています。
夢や将来のことを考えるよりも、現実を受け入れようと努力することで、精一杯なのかもしれません。

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