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シルクロードを通って日本へ伝播した野菜や果物を

学校で、種から育ててみませんか

『タネは世界を結ぶタイムカプセル』プロジェクト　　　　　　

2006年３月14日

　シルクロード雑学大学では、シルクロードから持ちかえった種を、総合的学習に活用する事を提案しています。

　ダイコン、カブ、ホウレンソウ、ニンジン、タマネギ、ナタネなどの野菜は、地中海や中央アジアを原産地とし、シルクロードを通って日本へ伝播したと考えられています。リンゴ、ブドウ、スイカ、イチジク、ザクロ、ウリなど日本人に馴染みの深い果物も、アフリカや地中海、中央アジアを原産地とし、シルクロードを通って日本へ伝播したようです。

「シルクロードを通って日本に伝播した果物や野菜」に関する資料を見たい方は、こちらをクリックしてください。

　『ツール・ド･シルクロード20年計画』と銘打った自転車旅行に取り組んでいます。中国の西安から中央アジアを通ってイタリアのローマまで、シルクロードの15,000キロメートルを、20分割し、夏休みを利用して20年かけて自転車で見聞する取り組みです。12歳から72歳まで、延べ300人が参加しています。女性は3分の1を占めています。

『ツール・ド･シルクロード20年計画』の際に、自転車で旅行した各地から、シルクロードを通って日本へ伝播したと考えられている野菜や果物の種を持ち帰り、教育への利用を提案しています。野菜や果物の栽培を通して、歴史、地理、生物、食育、国際交流などを様々な視点から学んでほしいと願い、提案しています。種は、成田空港で検疫を済ませています。

【種は無料、シルクロード自転車旅行の様子を話す『出前』もあります】

種は無料で提供しています。シルクロードを旅した様子を話す『出前』もあります。

【提案―こんな方法で学ぶことができます】

①栽培記録をホームページで発表し、他の地域で栽培している学校と比べることで、生育を通して各地の気温などの違いを確かめることで地理を学ぶことができます。

②種から栽培するので、葉の形や作物の大きさは個性的です。野菜や果物の個性的な生育を通して、友だちとの違いを個性として認める、違いを認めあうことを学ぶ事ができます。

③収穫した作物を食べることができます。ジャムなどに加工する、漬物にするなどを通して、保存する昔ながらの知恵を学ぶ事ができます。

④作物や苗木を近所の学校、保育園や老人ホームなどへ提供し、地域での交流に活用することができます。

⑤文化際や学園祭で苗木を販売し、地域住民と交流することができます。地域の人たちへ生涯学習の機会を提供することになります。また、地域のバザーに、苗木やジャムなどの加工品で参加できます。

⑥地域に暮らす外国人招き、世界各地の食材の利用方法を学ぶなどを通して、国際交流できます。

⑦ひょうたんやヘチマを校舎の南側で栽培して、夏の教室に差し込む直射日光を遮ると、教室の温度が10度ほど低くなります。外気温と室温を記録することで、クーラーを使用した場合と比較して、どれくらいの二酸化炭素の排出を削減できたか調べることができます。環境教育に活用することができます。事例：東京都板橋区立板橋第七小学校、板橋区資源環境部環境保全課

http://www.ita.ed.jp/edu/ita7es/cartain2005/index.html

http://www.city.itabashi.tokyo.jp/kankyo/

⑧収穫したひょうたんで楽器や置物を作って楽しむことができます。記念品にもなります。また、世界各地のひょうたんを使った楽器や置物を調べることで、国際交流にも役立てることができます。

http://www8.ocn.ne.jp/~yyotsuki/SAKUSIN.html

http://www.crossroad-chigasaki.com/news.html

【これまでに、シルクロードの種を栽培したことのある学校】

①私立明星学園小学校(東京都三鷹市)

②東京都杉並区立高井戸第二小学校

③東京都八王子市立楢原小学校―(財団法人安藤スポーツ・食文化振興財団の主催する「平成17年度自然体験活動支援事業『トム・ソーヤースクール企画コンテスト』に応募し、支援30団体(学校団体部門5校、一般団体部門25団体)に選ばれ、50万円の支援金と副賞チキンラーメン半年分の支援を受けています)