1.Kashgar→Torugart Pass (カシュガル→トルガルト峠)付近写真集(14枚)


出発:2006年8月2日朝Kashgarエイティガール寺院前の隊員5人。
Kashgarは中国の最も西にある。東経75度59分で、K2峰、インドのデリーとほぼ同じ。中国統一北京時間のため、朝8時頃でも暗く、夜は遅くまで明るい。
我々の日本語ガイドのウイグル人女性(生活はウイグル語)がガイド資格を取得するには、中国語と日本語を勉強しなければならなかったと云う。

60km先のTorugart Pass:トルガルト峠への入り口TopaにあるChina Customs and Passport Control:中国税関・出国手続、へ向かう道。

Topa へ向かう道

Topa へ向かう道

Topa へ向かう道。放牧風景。中央の二人が羊の毛をカットしている。

トパ:Topa 到着。ここから先Torugart Pass の国境まで約110kmは自転車乗り入れ禁止。ここを我々の車が出発するとき、係官が乗り込んできて、国境までノンストップで行けと指示。(以前は一部自転車での通行を認めていたが、最近は交通量増加のため自転車の走行を許可しないとのこと)。

なお、入り口に書いてある看板の文字を読むと「トルガト」である。トパ、トルガト、トルガルトのいずれが正しいのか。中国の旅行社CYTSによると次の通り。
・トパとはあの付近の地理上の名称であり、検問所の名前ではない。しかし、地元の人や一部の外国人はTorugart検問所のことをトパと云う。
・この検問所の名前は英語ではTorugartであり、the Chinese Customs and Frontier Defence  Check Pointである。.
・(ただし、検問所の看板は中国語でトルガトと書いてある。)

 Torugart Pass の国境着。標高3752m。Kyrgyz側。荷物はここまで来た中国の車から我々を待っていたKyrgyzの車(緑色の車)に移動。Kyrgyz側は写真撮影自由。
 ここから自転車走行開始。ガイド兼日本語通訳の好青年ジャニベックはMTB持参で我々を先導し、安全を確保してくれた。
Kyrgyz側のツアーはこの緑色の車のサポートを受けて行った。
 この車には隊員5人、ジャニベック、運転手ビクトル(写真)、コックのニーナの計8人、自転車6台、我々の荷物、調理道具を積んで移動した。
 この車、朝5時にNarynを出発してガソリンスタンドに寄ったところ、注油ノズルの金属部分が夜中に盗まれたため給油できず、他のスタンドで寝ているところを叩き起こしてようやく給油してたどり着いたという。

Torugart国境付近の景色。Kyrgyz側。(どんな機密があるのかしらないが)中国側撮影禁止。

Torugart 国境の景色。標高3752m。手前Kyrgyz側、ゲート?の向こうは中国側。
ここにはかつて有名なゲートがあったが現在はない。
代表の長澤さんにとっては3回目の挑戦でようやく自転車でTorugart Passから下ることができる。(1999年は洪水、2000年は途中で走行中止)
天候は晴れ。暖かく風も少ない。本当についていた。Torugartは真夏でも雪が降り国境閉鎖になったり、雷雨、真冬の気候になることはしばしばある。

Torugart Pass からKyrgyz 側へ下る道。標高3500m位。小雨も降ったが幸い天候に恵まれ寒さは感じなかった。

左側には4500〜5100m級の雪山が見える。

小雨がちらつきこんな天気にもなった。道路は砂利。ここを中国から家電製品・衣料品等を満載した大型トレーラーが何台も通る。道を踏み外さないためか轍を忠実にたどる。追い越されるときは我々自転車が避ける。我々も轍を走行しているので砂利の山を越えて避ける。追い越されるとすごい砂埃が上がる。砂埃で一瞬視界がゼロになることもある。

Torugart Pass から約60km下にあるKyrgyz Outer Checkpoint:キルギスの検問所付近の景色。(前日にTorugartから到着した時は日が暮れており暗かった。この写真は翌日の朝撮影)。検問所自体は撮影禁止。

Kyrgyz Outer Checkpoint付近の景色。この道を自転車で下ってTash-Rabat方面に行った。遠くにトラックの砂埃が見える。(翌日の朝撮影。)
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