団塊コンビによるシルクロード自転車紀行 |
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「ツール・ド・シルクロード20年計画」第16次遠征 タブリーズ(イラン)〜エルズルム(トルコ) |
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現地報告 2008年シルクロード自転車の旅(本隊)紀行 |
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シルクロード雑学大学では、20年かけてシルクロードを自転車で見聞する「ツール・ド・シルクロード20年計画」に取り組んでいます。団塊コンビの参加者が、定年直前の休暇を利用して参加。ペダルを踏みながら五感で触れたシルクロードの風をレポートします。(通信環境の整った街からメールにてレポートします。毎日レポートできるとは限りませんので、ご理解をお願いします。) |
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レポーター:水上洋会員(59歳、会社員)、島田計雄会員(59歳、会社員) |
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第6報 2008.9.13(水上) |
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9/10 アグリー(AGRI)からEleskirtへ(7日目) 8:30 アグリー出発.。天候:うす曇り 温度26℃、標高1,200m。 午前中できるだけ先へ行き、午後はフリータイムとする計画であった。トルコの整備の悪い道路を8人の編隊でたんたんと行くことになった。砂利を敷き詰めただけのガタガタ道を手に感じながら36km先のEleskirtをめざした。イランに比べ随分悪い道で手の振動を吸収しているだけで疲れるライドとなった。途中30km地点で島田氏はリタイヤとなった。 Total:36.07km 延べ時間:2時間18分 平均時速:21.2km/h 11:15 バスが迎えに来る ――――>アグリーへ戻る。午後はフリータイム。アグリーの町をゆっくり探索した。町の中を迷彩服を着た兵士が歩き、モスクの脇の人通りの多い場所でも銃をかまえて立っていた。クルド対策なのか従来から同じ守備体制なのかは分からない。ラマダンゆえ食事には困った。どこのレストランも開いていなくて、6人はナンや果物を調達してホテルで食べる羽目になった。この状況はイランから続いている。残りの2人は首尾よく野菜と鳥肉の料理を提供してくれるレストランを見つけて二人前を食べてきた。夕食は相変わらずアルコールなしでホテルで済ました。 9/11 Eleskirtからホラソン(Horasan)へ(8日目) 9:15 Eleskirtをスタート。天候:うす曇り、温度22℃、湿度39%、標高1,800m。昨日の到達地点までバスで40分移動し、そこからホラソン(Horasan)へ向けて出発。 10:03 最初の峠到着 温度17℃、湿度36%、標高2,025m、8.59km地点。昨日は午後休養したので皆元気で自転車を回していた。 12:15 二つ目の峠 温度19℃、湿度32%、標高2,202m、31.24km地点。風速10m強の風が吹きすさむ中、昼食を取ることにした。大きな岩があり草花が咲いているくぼ地は昼食には最適な場所であった。スタートから400m登ったことになる。途中の20km地点で島田氏はリタイヤ。 14:40 ホラソン(Horasan)到着 温度26℃、湿度25%、標高1,593m、65.04km地点。本日のゴールである。600mのダウンヒルはなんと言っても楽しいものである。島田氏は残り10kmから復活して再スタート。正にキセル乗車であった。 16:09 エルズルム(Erzurum)到着 バス移動1時間24分。ホラソンでの宿が取れないということで予定通りエルズルムまでバスで移動した。ホテル「オーラル」でゆっくりすることになった。相変わらずアルコール切れで皆の不満が頂点に達していた。唯一アルコールが調達できるスーパー「MIGROS」ヘアルコールを求めて出かけた。無事ゲットできその日の夕食は久しぶりのワイン付きとなった。 Total:65.04km 延べ時間:5時間25分 平均時速:17.7km/h 9/12 ホラソン(Horasan)からゴール手前20km地点へ(9日目) 10:15 ホラソン出発 天候:快晴雲一つ無し、温度23℃、湿度32%、標高1,593m。ゆるい下りなので皆の自転車は快調に走っていた。途中右の丘の向こうが気になり長澤/市川/水上の3人で急な坂を引いて登った。やっぱり丘の向こうには集落があり、したたかな生きざまが確認できた。遅れを取ったので市川と水上は平均時速34〜35km/hで先頭交代しながら疾走した。 13:00 鉄道の駅構内で昼食 温度28℃、湿度26%、標高1,654m、44.42km地点。ホラソンからエルズルムへ向かっている列車に偶然遭遇した。たまたま駅構内で昼食することになった。近くに休んでいたトルコかクルドの女性3人に川原さんが要らなくなった衣類、雨具を提供した。快く受け入れてくれたが使い道を相談している風でもあった。子供たちも3-4人寄ってきて自転車や我々のスタイルに興味があるようであった。シマノを知っているかと聞いたら2人ぐらい知っていた。私のグローブやサングラスをさかんに欲しがった。穴の開いたグローブを見せたらあきらめた。島田氏はここでリタイヤした。明日のために体力温存となった。 14:55 ドライブインで休憩 温度29℃、湿度21%、標高1,750m、休憩25分。ソフトクリームが食べたくて寄った。アイスクリームしかなかったが1個2.25リラおよそ\225円と高かった。日本の2倍以上であった。目がパッチリしたトルコの女性を見つけた赤坂さんは興奮してさかんに写真の要求をしたので私が一緒にカメラに収めてあげた。 16:03 ゴール手前20kmに到着 温度24℃、湿度19%、標高1,827m。ゴールまで残り20kmを残して今日の走行は終了した。ここまで強風10m/sの中のライドゆえ先頭を力のある水上が引っ張り、後に続く4人は必死であった。向かい風の苦しさをたっぷり味わうことになった。 Total:67.28km 延べ時間:5時間48分 16:38 エルズルムのホテル「オーラル」に到着 バスで27分。今夜もアルコールをゲット楽しい語らいで明日の最終日を迎えることになった。 9:13 最終日エルズルムへの20Km いよいよ最終日である。8:51 20km手前からスタート 天候:快晴、温度22℃、湿度272%、標高1,750m。微風の中8人の編隊は見事に一列に並んで峠をめざした。およそ5kmの登攀、標高差250mもなんなく乗り越え峠を過ぎると雄大なトルコの大地をかっ飛びで下った。雄大、遠大、広大という言葉では弱いくらいのオープンスペースでありそこを50km/h以上のスピードで走る自転車の醍醐味は涙が出るくらいに爽快なものであった。エルズルムの町のなかに入り「イスタンブール門」がゴール地点となった。 Total:21.17km 延べ時間:1時間32分 全長628.28Kmをつつがなく無事完走!おめでとう!よくやった。 雑感: 今回初参加の竹山、島田、水上はユーラシア大陸の一部でも走ることができた事は至福の喜びとなった。特に竹山氏は自転車購入して9ヶ月で挑戦して完走し感慨はひとしおだったようだ。島田氏は途中棄権もあったが自転車を1ヶ月前に購入し周りから無謀といわれながらの参加であった。でも自転車の魅力を充分味わったといえる。水上は平均時速に物足りなさを感じたが市川さんとの先頭交代での疾走で満足度はいっぺんに上がった。全員のチームワークで怪我も無くゴールできたことに感謝。 以上 |
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素人の自転車談義 島田記 2008.9.10 私のように自転車に完璧な素人はいない。なんせ私の場合、自転車を買ったのが一ヶ月前。日本のどこにも行っていなければ、パンクの修理や梱包もやったことなどないのだ。 場所はイラン、トルコですよ。北でアゼルバイジャンやらグルジアで物騒なことになっている。トルコ、イラク国境ではクルド問題で、衝突しておる。その上、隊長に聞くとだね、野犬がごろごろいて、いい対策はないかなどと言われる始末である。さらにだね、炎天、灼熱の季節、それを5時間も6時間も走るわけだ。総合して無謀というのが正しい。もっともそれは、後から考えた話であって、同じ会社の鉄人水上から電話があって、行かないかと言われたから、10秒で決めてしまった後のこと。大胆というか、そそっかしいというかそんなところが私にはある。まあ常識ある人から見れば、無謀。 なぜ自転車を買ったかといえば、カヌー、スキー、馬、そして自転車で世界を回ってみようという理由。スキーは若い時から、カヌーは10年前から、馬はほとんど乗っていないが、モンゴルで30km程度の乗馬経験がある。そして今回、自転車である。 乗って見ると、いや実に軽い。平地ならどこまでもいける感じがある。私の買ったのはジャイアントという台湾製のアルミとカーボンの車体を持つ自転車だが10kg。同じ会社の鉄人水上の勧めで、足をロックするタイプの靴とペダル。ロックするのは簡単だが、困ったことにはずすことを忘れて止まるとコロンと転ぶわけ。格好いい自転車でヘルメットを被って、これまた鮮やかユニホームを着ていて転ぶわけだからね。走って転ぶわけじゃない。滑稽でしょうが。 さらにお尻の痛いこと。自転車のサドルはとても硬い。これで練習量が大幅ダウンである。40km以上の練習はなし。野犬対策をやりましょうなど言ってしまった手前、木刀の練習やら、木刀の材料は何がいいかとかですね、いろいろあって、出たとこ勝負というのが真実。 ということでシルクロードを走り出したのだが、道は広い。灼熱には違いないが、高原はすずしい風が吹く。気持ちいいのだなあ。これが。汗をがんがんかいてもドンドン乾く。そして、ちょうどラマダン中で、酒はもちろん飲めない。レストランも開いていない。ホテルでまずい飯くって、寝るしかない。ラマダン中に遠征する連中も異常といえば異常だけれども。 総合して実に健康、安全なのである。野犬もたくさんいるが、やせている犬ばかり、到底私のつくった鞭の付いたアルミパイプの敵ではない。今の所、子供に自転車をひっぱられて落車した程度。こういう場所だと、遊牧民の子供がわっと寄ってくるわけ。もちろんその対策として私はアメを買い込んで手なずけるわけだが、何でもほしがるからねえ。 昨日は100kmのロングランも一応こなした。鉄人には朝飯前の柔軟体操程度だろうが。そのほかの問題は、鉄砲持った連中が草原の向こうあたりから来ないかな、という問題だが、日本人が何人も誘拐されているわけではない。それに対して、日本で交通事故 6、000人も毎年、死んでいる。誘拐一年で1、000人となれば、私もそれは考えますよ。イラン、トルコでも交通事故は多いから、こっちの方が確率は高い。その前に、転倒してケガする確率はもっと高い。私は理工系だから、命も確率統計で考えてしまうわけだ。新聞記者とは違う。 ともあれだ。イランの高原の荒涼たる風景、木の一本もない赤い山々、わずかばかりの草を探してさまよう羊の群れ。強力な光線、夜ともなれば満天の星。往来も途絶えて、静まったアジアハイウエイで聞く虫の声。トルコに入れば、偉容とも言うべきアララト山がそびえている。頂には雪をいただいている。雄大な風景の中で、10km、20kmといった長いアジアハイウエイの下りを40km/hで走って見ると、それは爽快。街に来れば、アジア的雑踏、アジア的雑多。これもまたおもしろい。 とは言ってもだね、素人の諸兄は1年程度練習して100km走れる体力は最低付けておいたほうがいいですね。それと宿のない場合、イラン赤十字病院でのごろ寝でも大丈夫という鈍感も大事。そうだ、イランではトイレはペーパーがないね。手動水洗トイレ。それを自動化したのがウオッシュレット。文化はシルクロードを通じて来るなんてね。 以上 |
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第5報 2008.9.9(水上) |
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9/7 マークー(MAKU)からドゥーバヤジット(Dogubayazit)(4日目) 12:38 マークー出発。天候:快晴 温度30℃、湿度46%、標高1,262mからのスタート高さ300mはあろうかと思われる要塞のような岩壁の間を縫うようにマークーの街を走り抜け、国境のバザルガン(Bazargan)へと向かった。 13:47 バザルガン到着 国境の町 標高1,415m、19.18Km地点。自転車以外の手荷物はトラックで国境まで運んでもらい、我々は自転車で国境まで登攀することになった。国境超えのトラックは日本では見られない巨大なものばかりで圧倒された。 15:04 税関を無事通過 標高1,480m、22.42Km地点、温度33℃、湿度35%。全ての荷物を各自持って厳しいチェックの後無事通過した。パスポートのスタンプが1個足りないと足止めをくったが仲間のパスポートと詳細に比較することで所在を確認してやっと通してもらった。ここからはトルコのガイド付きで大型バスとトラックで移動することになった。 16;39 SIM-ER HOTEL到着 温度29℃、湿度39%、標高1,562m、50.88Km地点。国境からホテルまでの28kmは涙が出るくらいに爽快なライドであった。それは若干の下りであるのと、アララト山、標高5,137mの雄姿を右に見ながらのまさに絶景の中にとっぷり浸かるような感覚を味わえたからである。 Total距離:50.88Km 延べ時間 :4時間00分 (含む税関手続き45分) 9/8 ドゥーバヤジット(Dogubayazit)での休養日 (5日目) 8:00 ホテルの小型バスにて「ノアの箱船」が漂着したと言われる場所へ観光に行った。標高1,966mの地点にある資料館でもっともらしい証を説明文とガイドの話で植え付けられた。すぐ近くに漂着したと思われる、それらしい跡がくっきり現れていた。つまり旧約聖書にある、アブラハムが神の啓示を受け人類滅亡に危機の試練を与えられた箱船伝説である。伝説というとクリスチャンにお咎めを受けそうだが事実であるかどうかは個人の信心深さに委ねるとしよう。 12:30 世界遺産の「イサックパシャ宮殿」観光。大型バス組5人、自転車組3人で世界遺産の宮殿に行った。要塞の構えと、技術の粋を駆使した造りで敵の度肝を抜くすばらしい建造物であった。標高1,948mにあり、アルメニア建築様式を思わせる内装と深いレリーフの実に細かい造型が、岩石を加工して作ったとは思われないくらいに見事なものであった。自転車組の3人は6Kmぐらいの坂を登ったわけであるが、斜度が15%以上もあり自転車を降りたくなるの必死にこらえて、なんとか宮殿にたどり着いた。 スタートから今日までの雑感を短歌にしたためた特集(島田) ・ ありがとう ヘイリーマムヌーン まず覚え テヘランめざす 我ら8人 ・ 朝6時 人と車の あふれだし 青増していく テヘランの空 ・ 風切って 赤い山々 下りおり 40キロの 爽快感 ・ 遊牧の 大人も子供も わきいでて アメの袋も 空になりけり ・ 野良犬に 負けてはならじ わがムチは アルミパイプに 結びたり ・ 鉄人は 弾丸となりて 走り去る 茶色の原の 一点となり ・ 岩山の 続き連なる かなたより 羊飼いの声 響き大空 ・ 食べる飲む 食べて飲む飲む 炎天の 自転車野郎の ガソリン補給 ・ 国境を 越え見上げれば アララト山 雄姿現し 雲のその上 9/9 ドゥーバヤジット(Dogubayazit)からアグリー(AGRI)(6日目) 8:12 ドゥーバヤジット出発。天候:くもり 温度28℃、湿度47%、標高1,562mからのスタート休養日の翌日、十分な充電のあと軽快にスタートした。子供たちとメールハーバー日本語の「こんにちは」の挨拶を交わしながら8人の編隊で町をすり抜けた。 11:30 トルコ軍の施設 標高2,008m、45.00Km地点、温度27℃、湿度30%。本日の最高地点を通過。スタートから標高差446m登ったことになる。道路状況はイランより悪く砂利を敷き詰めてプレスしたような凸凹道であった。それでも日本に比べれば道幅が広く、外側線から右に1〜2mの幅員があり、自転車で走るにはもったいないくらいの広さであった。 12:02 ドライブインで昼食 標高1,836m、55.12Km地点、温度27℃、湿度22%。下りの途中で大型トレーラが駐車しているドライブインに入り昼食を取った。店のマスターから強力な握手を受けみんな飛び上がって痛みをこらえた。パン、トマト、デーツ(なつめやし)、桃、お菓子などでエネルギー補給をした。 14:06 強風の中休憩 標高1,764m、74.18Km地点、温度27℃、湿度22%。風速10m以上はあると思われる強風の中でのライドとなり小休止しながら走行することにした。風よけのために前の人を楯にしながら走行する技術を見につけるのに絶好の機会になった。いかに風の抵抗が大きいかを実感できてしかも集団走行の練習になった。 16:19 アグリー(AGRI)到着 温度29℃、湿度20%、標高1,700m、102.33Km地点。100km超のロングライドとなり全員憔悴しきった顔をしていた。特に島田さんは初めて100km以上を自走したことになり、達成感は人一倍かと思いきやホテルに着いたときは夢遊病者のようであった。シャワーを浴びてくつろいだらいつもの饒舌に戻っていた。 Total距離:102.33km 延べ時間 :8時間07分 平均時速 :18.8km/h 以上 |
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アララト山を背景に走る川原さん |
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宮殿 |
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走行する4人 |
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第4報 2008.9.7(水上) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2008.09.04 凱旋門前にて |
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第3報 2008.9.4(水上) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
9/3 タブリーズで全日の休養 午前中バザールを見に行きゆっくりとした休養日となった。 イランでは3つの大きなバザールがあり、その一つがこのタブリーズにある。特徴は天窓の付いた立派な文様が施されたアーケードの中にある。広大で坂が有り、縦横無尽に通路があるため、ガイドなしでは元に戻れないくらいに入りくんでいる。 午後は明日からのロングライドに必要な食料やドリンクを買いに行った。夕食は近くのちいさなレストランで「レンズ豆のカレースープ&ライス」の家庭料理を楽しんだ。コーラ(黒)とアイラン(白)の2種類のみで、アルコールは一切なし。今日までアルコールなしの生活である。あと3日間も我慢の日が続くことになる。 9/4 タブリーズからいよいよスタート 8:19 アルゲタブリーズ(城門)をスタート タブリーズの街中を通り抜けるのにイランの滅茶苦茶な交通ルールに負けじと果敢にアタックする。恐怖のスルーライドとなった。 10:43 Soofian着 アイスクリームで涼を取りながらなごむ。気温33℃、湿度18%。 ラマダンにもかかわらず外国人の我々は堂々と町中で食べた。 11:44 リンゴ畑の木陰で昼食。峠まで11Km地点。買い込んだナン、トマト、キウリ、リンゴを食べ50分の休憩を取った。 13:25 峠に到着 標高1,730m。マランドまで18Kmのダウンヒルとなった。Maxスピード58.4Km/h(水上車)。 14:51 ホテル「MARAND TOURIST INN」に到着 ゴール Total距離:86.63Km 延べ時間 :6時間32分 平均時速 :20.5km/h 全員無事完走し部屋でのコーラパーティでなごんだ。 夕食はラマダン明けの一団60名を見ながらHotelの大広間でとった。 以上 |
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第2報 2008.9.2(水上) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2008年9月1日〜9月18日のイラン、トルコの自転車の旅が始まった。 今回新規参加の島田、水上は59歳でいわゆる団塊の世代であり、定年前の長期休暇を利用してイスラム圏に乗り込むことになった。 いわゆる団塊の世代の我々は会社生活を終える頃、何かやり残したものを求めるように無性に行動的になる。それはサラリーマン生活への反動でもある。仕事だけで良いのか、まだ他にやりたい事、見たいこと、知りたい事があるのではないか?そんな思いを持ちつつ悶々としていると回りからの刺激に敏感になる。シルクロードを旅してみたい。歩きで?車で?馬で?ラクダで?自転車で?とくると一番適当なものは自転車ということになる。そんな訳で自転車でシルクロードを旅するという計画にはまった次第である。 また、早期退職して参加表明していた竹山さんも加わり総勢8名のパーティとなった。 9/1 成田を30分遅れの15:00の出発 --------->同日23:50テヘラン着(時差-4.5時間) 9/2 テヘラン発16:00 ----(イラン航空)------>タブリーズ着17:10 ラマダン初日ゆえ午後8:00からの夕食となった。 自転車を明日9/3にセットアップして無事であることを確認していよいよ9/4からタブリーズを出てエルズルムへと向かうことになる。いまから興奮している。 |
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第1報 2008.09.02 テヘランにて 長澤法隆 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
こちらは快晴です。午後にTabrizへ飛行機で移動します。 今日からラマダンです。PCは設定を工夫しています。 また、連絡します。 |
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