第0報 2008.07.01.
いよいよ7月2日5人元気に出発します。皆さんtrainingの成果を発揮して、是非ベデル峠に足跡を残したいと張り切っております。Tamgaに抑留されていた宮野さんに現地でお会いし、お話しを聞けるのも楽しみです。
現地からのmailは大きな都会からしか送信出来ません。携帯電話もつながるところは限られています。多くの情報をお送りすることは出来ないと思いますが最大限努力します。ご期待ください。
第1報 2008.07.03.
7月3日
無事Bishkek着。全員元気。輸送中の自転車の故障なし。
昼食後町を見物。日射しがきつく暑い。
明日はIssyk-Kul湖南岸を50km走行予定。
第2報 2008.07.07.
7月4日
Bishkek発。Sieab, Buranaを経てIssyk-kulに到着。
予定通りBokonvaevからTamgaまで自転車走行52km。
7月5日
Tamga Gorgeを登山家のLuvaさんと歩く。Issyk-kulで泳ぐ。
7月6日
Barskoon Valleyに行き滝を二つを見る。2650mまで登る。
その後3800m近くのBarskoon Passから氷河見物。途中雷、雹でとても寒かった。
自転車に乗る時間なく、車で宿へ。皆さんかなり疲れた。
なお、車はGAZ66より強力なZIL131.明日はいよいよベデル向け出発。現地5泊。
なお、このメールは宿のご主人のパソコンでインターネットに接続しhotmailを使用。ご主人の操作を見ているとまずInternet Explorerをclickする。立ち上がれば良いが、立ち上がらないときは電話回線が混んでいて繋がらないためらしい。そこでそれを確認するため受話器を取って電話したみる。電話が繋がらなければ回線混雑であることを確認したことになる。今回は運良くInternet
Explorerが立ち上がった。明朝Bedel向け出発。
第3報 2008.07.17.
現在7月17日現地16時30分。日本時間13時30分。Narynにいます。
Tamgaでメール送信を試みたが宿の主人が閑なときは電話が繋がらず。結局送信出来ず。
7月7日
TangaをRussia の車ZIL 131で出発。Barskoon Passへの登りで車が不調。
原因はガソリンに水が入っていたためらしい。ようやく標高3700mまで上り、その後自転車走行開始。
快晴。標高3700mの大草原で雪山を見ながら快適に走行。岩絵のある約10km手前の広い河原でキャンプ。寒かった。
7月8日
そこからKara-Sayまで自転車走行。快晴。途中壊れた橋、Broken Bridgeのところで昼食。ここからKara-Sayまではアップダウンが多く苦労した。ようやくKara-Say着。軍隊の施設に泊めてもらう。いろいろ気を使うが宿は快適。
7月9日
いよいよYshtykに向かう。自転車走行を続ける。天気も良い。思っていたより簡単にYshtyk着。外国人の狩猟家が泊まる宿に泊まる。マルコポーロ羊の角の実物を見せてもらう。大きく立派ですごい。珍しい動物の肉の料理を頂く。土の中などに貯蔵しておいたものと思われる。現地登山家のLuvaさんも初めて食べたとのこと。
7月10日
いよいよBedelに向かう。天気曇り小雨。川を渡らないと行けず車で走行。途中、崖がすごく崩壊した危険なところがあった。運転手はベテランであるがとても緊張していた。
Bedel着。小雨、天気悪し。軍隊の検問を受けた。Kara-Sayの軍から頼まれた太陽光発電のパネルと蓄電池を届ける。Bedel Passまで7kmのところまで車で行く。道を走ると云うより河原を走る。それ以降は道も悪く天気も悪くこれ以上進めない。軍の施設で関係者と懇談したがここの勤務は激務そのもの。ご苦労さんという以外にない。太陽電池はDVDなどを聞くために使うとのこと。車でYshtykまで帰る。
7月11日
快晴。近くのBaralbas Canyonに車で行く。川を渡って行くので車か馬で行くことになる。高さ20cmのEdelweissが多数あり。今回の旅はEdelweissを見、撮影することを第1の目的にしていた佐藤さんはこのEdelweiss群を見て感嘆・驚喜。日本の山友達が見たら何と云うだろうと山友達がいないことを残念がっていた。これで佐藤さんのKyrgyz旅行の目的は達成された。企画した前田もうれしい。斉藤、戸田さんは馬で我々についてきた。KyrgyzでKyrgyzの馬に乗りCanyonの景色を楽しんでいた。乗馬組は車では行けないCanyonのさらに先に行き、氷河を触ってきたとのこと。Kyrgyzでは馬は最高の交通手段。
7月12日
Yshtykを車で出発。Barskoon Passまで行き、自転車組はBarskoon passから標高差2200mのDownhillを楽しむ。他の二人は氷河見物。Tamga泊。
7月13日
Tamgaで休養。吉川、前田は自転車でKarakol方面に往復50km程度走行。
斉藤、佐藤、戸田さんはKarakol観光。Tamga泊。
7月14日
自転車でKajy-Say 往復70km。戸田さん自転車初挑戦。かなり披露した様子。Tamga泊。
7月15日
いよいよTosor Pass越え。車でTamgaを出た。Tosor Passは標高3893m。Tosor PassのIssyk-Kul側からの上りは急で道が悪いことで有名。標高差は2300m。同行の日本語通訳のJanybekさん(自転車大会で何回か優勝経験有り)は8月の大会のtrainingを兼ね自転車で挑戦。無事峠を越えた。車も無事峠越え。自転車走行開始。峠を越えた後は広い河原に沿っての山側を下り走行する。河原が広く谷が開放感があり、山肌も緑もとてもきれい。自転車走行は河原から少し高い山肌に沿って下り走行する。途中河原に向かって流れ落ちる小川を渡るため5-6回徒渉を強いられる。Jyluu-Suu温泉に無事着。硫黄の臭いがする透明な温泉。やや熱いが良い温泉。温泉と同じ敷地内の小屋に宿泊。
7月16日
朝雨。車で出発。Balgart に向かう。途中で天気良くなり自転車走行開始。40km走行で、Balgart 着。昨年の撮影した写真を渡し喜ばれる。Yurt泊。
7月17日
Balgartを自転車で出発。無事Naryn着。宿停電。町に出てようやくEmailが出来た。
全員元気。明日Song-Kul に向かう。
第4報 2008.07.23.
7月18日
Narynを車で出発。Naryn川に沿い約100kmを車で行く。そこからSong-Kulに向かって自転車走行開始。その後車に乗り峠を過ぎたところで自転車走行再開。Song-Kul
に着く。
Edelweiseエーデルワイスの大群落に佐藤さん初め皆さん大感激。開放的な湖の景色が素晴らしい。Yurtに泊まる。
7月19日
Kara-Keche Passまで車で行き、いざ自転車走行をしようとしたところで雷と雹。
車で下り天気が良くなったところで自転車走行再開。途中昼食。焼き肉とSong-Kulの魚のフライがとてもおいしかった。キャンプの予定だったが安いホテルが見つかりChaekで宿泊。
7月20日
ChaekからKyzyl-Oiまで自転車走行。きれいな渓谷沿いの道を緩やかに登る。43km走行。Kyzyl-Oi泊。
7月21日
Kyzyl-Oiから車で険しい山道を登りそこから下り自転車走行。17.5km。
その後斉藤・戸田さんは乗馬を楽しむ。。Kyzyl-Oi泊。
7月22日
Kyzyr Oi から自転車走行開始。Suusamyrまで47km走行。Suusamyrの大草原に感激。車に乗りTuu-Ashuu PassのTunnelを越え大渓谷を車で下る。標高差2000m以上。よくぞこんなところに道を作った。無事Bishkek着。全員元気。これから夕食。
全員怪我なく、無事に旅を終え、滅多に経験出来ない素晴らしい旅をし、皆様にも感謝して頂いたと思っております。企画しものとして幸せです。
前田種雄
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