3.Disassembling and Assembling of a Yurt(ユルトの解体・組立)
2) Assembling of a Yurt(ユルトの組立)

組立は脚立・梯子・クレーン!?などを使わずに行います。
長年の智恵の結晶でしょう。下の写真でも分かるように彼らも失敗しています。
見ていると簡単の様に見えますが、とても経験がいる仕事のようです。
Yurtを買って来た人が日本で組み立てようとしたが出来なかったそうです。大使館に相談したそうですが、勿論駄目でした。

1.組立は開始されていた。午後2時44分45秒。蛇腹壁を拡げる。
解体開始から58分経過。
2.蛇腹壁の周囲にヒモやテープを通す
3.入口の木枠と蛇腹壁をヒモで固定 4.天窓を上げる
5.天窓の周囲にある穴に支柱を差し、支柱の下は壁にヒモで固定。支柱は天窓に差してあるだけだから組立の途中で外れやすい。 6.支柱の数が増えてきた
7.さらに支柱の数が増えてきた 8.支柱が順調に取り付けられて行くと思えた。
72分20秒経過。
9.支柱の下部を蛇腹壁にヒモで固定。問題は入口の木枠の上での支柱の固定。支柱を木枠の穴に差そうとして、持ち上げると天窓に力がかかり、支柱が天窓の穴から抜けてしまう。 10.支柱の下部はヒモで固定
11.支柱がほとんど固定されたかに思えた。作業全体を手伝った吉川さん。 12.ところが天窓の穴から支柱が何本も外れて倒れた
13.支柱が外れて倒れる原因は入口のところにあるらしい。支柱を入口の木枠に固定するときは木枠上部の穴に入れる。その際、支柱を上に持ち上げると天窓に取り付けれている支柱が穴から外れる。
79分30秒経過。
14.こんなにたくさん支柱が外れてしまった
15.どうも地面が平らでないことが、うまく組み立てられない原因らしい。全体を持ち上げて平らな右の方向に少し移動。天窓からヒモを地面に垂らし、中心を確認する。 16.移動後は地面に接している部分が真円になる様、ヒモで直径を測っていた。ようやく支柱が増えてきた。
86分40秒経過。
17.天窓からのヒモを固定 18.入口の上の支柱がうまく取り付けられていない。この子供の服も中国KashgarからTorugartを越えて巨大なトラックで運ばれたのだろう。
19.蛇腹壁に固定された支柱 20.4人がかりで入口の木枠に支柱を取り付ける。
99分20秒経過。
21.支柱全周をヒモで固定 22.外壁にフェルトを張る
23.うまく折りたたんでおいた天井のフェルトを投げ上げる。たたみ方にノウハウがある。 24.そのフェルトを拡げる。うまく畳んであるから簡単に拡げられる。
25.天井のフェルトを棒で拡げる 26.壁のフェルトを張り、固定する。
112分30秒経過。
27.壁のフェルトを張り、固定する 28.天井のフェルトを棒で拡げる
29.天井のフェルトを棒で拡げる 30.天井のフェルトを棒で拡げる
31.天井のフェルトを棒で拡げる。
122分経過。
32.天井のフェルトを棒で拡げる
33.天窓にもフェルトを被せる 34.フェルトをさらに拡げる
35.天井のフェルト張りはほぼ完了 36.天井のフェルトを斜めのヒモで固定
37.天窓を開閉するためのヒモを伸ばす 38.ほぼ完成
39.固定用の杭を打つ 40.天窓部分の開閉用フェルトとヒモの調整。
131分経過。
41.風に飛ばされないようにヒモで杭に固定。木の杭は頭を叩いて拡げてある。Yurt組立完成。
解体から組立完了まで2時間12分20秒。午後3時59分。
132分20秒経過。


解体・運搬作業はこちら(馬・ロバで運びます)


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