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「イタリアの自転車事情 第3回」

レポーター:岡野勇人

「木製自転車」

 木曜夜10時はメルカンティ広場。僕の中ですっかり定着しつつあるこのイベント。今回で早くも4回目になる。
 10時5分前に広場に着くと顔見知りを探す。2、3人と挨拶し辺りを見回すと前回参加していた自作の木製チャリンコに乗っている日本人の方を発見。写真を撮らせてもらうと更に乗せて頂けるというので早速試乗。これが本当に快適。安定感がありながらも、とても軽い乗りごこち。ギヤ付き、ディスクブレーキ装備は、とにかく感動もの。たまたま来ていた雑誌の取材者も、写真を撮るはインタビューするはの注目ぶり。

 そんなスタート地点での感動がありながらもいつものごとく笛がなり、集団がゆっくりと動き出す。今日の人数は100人ちょっとぐらい。広場をドゥオーモの方に抜けると、日曜日には人でごった返すトリノ通りを走る。途中細い道にすぐ入ると、後ろからついて来ていた警察の車が見えなくなる。一旦メルカンティ広場に戻り仕切りなおし。

 再びトリノ通りを走り、若手デザイナーがブティックを出すことで有名なポルタティチネーゼ通りに入る。ここは僕がいつも通る走り慣れた道。100人で走るとまた気分が違う。

 運河のあるナビリオ地区に入るとそこから先はぐんぐんと知らない道へ。走り始めて30分もすると現在地が不明に。いつものことである。
 石畳にトラム(路面電車)の路線がある道を、のんびりと集団は移動。途中、通り沿いのアパートの住人と何やら軽い口論。5分程止まるが、また走り出す。 全然知らない人らしい。

 前回、ミラノ市内のはずれにあるリナーテ空港に行き、空港ロビーに突入するが係員の注意を受け断念。行く途中には片道三車線道路を完全封鎖状態で、車からもかなりきつめの煽りをうけ身の危険を少しを感じていた。 それから比べると今回は比較的街の中心部から離れずの周回で、車との特別大きなトラブルもなく、12時前にはナビリオ地区のある場所で解散と、軽く流したという感じのんびり走行。

 帰りは地図を見ながら一度ポルタジェノバ駅の方へ抜け、アパートへ戻った。
  
 木製自転車を乗っていらした日本の方は、大阪から去年の4月にミラノに来たという安田将晃さん。今回は婚約者の方とお友達との3人での参加でした。  ホームページアドレスは、  http://www.sutv.zaq.ne.jp/kinopio
  
ほんと乗り心地良かったです。木製自転車。
   


石川さん
木製フレーム
ディスクブレーキ
クリティカルマス・ドゥオーモ前
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