「チャレンジ天山山脈ペダル越え」

(ツール・ド・シルクロード20年計画:第14次遠征)
実施:2006年8月



現地からのメールでの報告


第0報 成田空港から電話
7月30日 5人全員集合し搭乗口に向かいました。成功を祈って下さい。

第1報 カシュガルからメール
8月1日 無事カシュガル着、全員元気。自転車はかなりひどい扱いを受けたが幸い無事。
昨夜は羊肉のどんぶり。カシュガル版吉野家牛丼おいしかった。
昨夜はメールを作成中に停電、全て駄目。
今日はこれから観光。

第2報 カシュガルからトパへ往復
8月2日 予定通り無事中国の検問所のトパまで60km走行。天気良し暑い。
全て舗装道路で交通量も比較的少ない。
最初はポプラ並木の間の道を走り高度が上がるとポプラが無くなり見なれない河原やはげ山の横を通る道になる。
右側には川があり羊を放牧していた。
これまで見たことのない景色で明日のトルガルト峠越えが楽しみ。休憩時間にはスイカとかメロンを食べる。おいしい。


第3報 ナリンまで来ました 8月7日メール
8月7日現在ナリンにいます。
8月3日 トルガルトにバスで向かった。何も調べられずにパスポートコントロールを通過。2時間かかった。
峠までバスで行く。国境を越えキルギスのバスが待っていた。

そこから自転車で走行。7km先にキルギスのパスポートコントロールあり。
少し待たされたが無事通過。その後、小雨もあったが無事キルギスのチェックポイントに着く。もう暗くなっていて雨がやや強くギリギリのタイミングで到着。
バスでタシュラバットに行く。夜遅く食事。Yurtというパオの様なテントに泊まる。

8月4日 バスで昨日バスに乗ったチェックポイントに行き、そこから自転車走行開始。
タシュラバットまで残り8kmくらいの所で昼食。その後雨のためバスに乗る。午後急激に気温下がるが、夕方には回復。タシュラバットのキャラバンサライは10-15世紀頃にできたものとかで素晴らしい。タシュとは石、ラバットは宿の意味。

8月5日 自転車でアトバシに向かう。タシュラバットからの下りの道の景色は素晴らしい。アトバシではホームステイ。お家の人みんな親切。

8月6日 Kさんがお腹をこわして朝医者に注射して貰う。
ナリンに自転車で向かう。途中アップダウンが激しく最後の
3.5kmの下りの砂利道には泣かされた。ナリンの宿はシャワー付きで素晴らしい。

8月7日 ナリンからオタクまで自転車走行。のどかな景色の中を40km走行。午後は休息のためナリンに帰る。
ナリンではロシアのBaltika Beerが飲める。
Kさんも回復し走行。全員元気。

第4報 バルクチに着きました 8月9日メール
8月8日 無事に全員イシククル湖の西端のバルクチに着いた。
ナリンを車で出発。前日走行した地点から自転車走行。
海抜3038mのDOLON PASS(ドロン峠)に向かう。途中車が故障し、Kさんも自転車走行を強いられる。全員無事峠を越えた。峠で売っていたものは馬乳酒(馬の乳の酒)とウオッカ、酒ばかり。飲酒運転奨励である。
ここの登りは砂利で長く結構大変だった。下りも急な砂利。下の村に着いた所で車が修理終了して到着。
近くの河原で昼の食事。無事にKOCHKOLのホームステイに到着。

8月9日 イシククルの西端の町バルクチに自転車で向かう。天気も良く気温もそんなに高くない。
下りで快適。遠くにイシククルが見えた。今日もホームステイ。快適。
全員無事故転倒などのヒヤリハットもなし。日本語を話すガイドの青年が、自転車で先導してくれるので安全運転に非常に役立っている。

日本は暑いですか。こちらはそんなに暑くない。
明日からイシククルを自転車と車で一周します。600kmです。

第5報 全員無事にビシケクに着きました。8月15日メール
8月10日 バルクチからイシククルの最大の観光地チョルポンアタまで行く自転車走行。80kmイシククル湖はいつも右側に見えた。チョルポンアタは観光地で屋台もあり串焼きやジュースを売っていた。水泳場もあり泳いでいた。

8月11日

チョルポンアタから100km自転車走行。そこで車に乗り南側の最大の町カラコルに宿泊。オランダ人の自転車走行者10人くらいと出会う。

8月12日 カラコルからタムガまでイシククルの南側を車で移動。二つの町は見学する所が多いので、今日は自転車走行なし。
タムガでは日本人抑留者が建設した建物(サナトリウム)を見学。当時のことを知っている老人にも話しを聞いた。

8月13日

タムガからイシククル湖の南岸を約40km走行。左は雪山が近く、右側は湖が近く、交通量も少なくとても快適な走行ができました。40km以降は道が岸から離れるのでそこで今年度の走行を終了しました。車に乗りビシケクに向かいました。途中遺跡を2カ所見学。

ビシケクのホテルは最高の所で、エアコンディショナーをつけて快適に眠れました。ビシケクは暑いのです。NHKも見ました。東京は大規模停電とか。皆元気です。

第6報 全員無事日本に帰国しました。
8月14日 ビシケク見学。大学に日本語の本を寄付する。
夕食はキルギス日本大使館員等と共にキルギス料理を頂く。


8月15日 ビシケクからカザフスタンのアルマトイに車で移動。アルマトイから飛行機で北京に行き、深夜北京着。

8月16日 北京発8:30の飛行機で成田に13時着。全員元気に帰国しました。

今後報告会・写真展を開催しますのでお楽しみに。



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